「高性能でコンパクト」ポータブル電源「Evatronic 600W」をレビューします。
- ここが良かった!
-
- 600Wの高出力
- 712Whの大容量
- 6.1kgで軽量
- USB-Cポートが2つ付いている
- 薄型で使いやすい
- デザインがお洒落
- ここがイマイチ。
-
- 特になし
結論、オススメ。
薄型スリム設計で持ち運びやすく、ソロキャンプや非常用の備えに最適です。
対応ポートも豊富で、最大9つのデバイスへ同時充電・同時出力が可能。
初めてのポータブル電源なら「コレ一択!」と言っていい程バランスが取れた製品です。
この記事では、「Evatronic 600W」を実際に2週間使ってみてわかったメリット・デメリットを詳しくレビューしていきます。
コンパクトなデザインが特に気に入っています!
提供:Evatronic
Evatronic とは
Evatronicは充電器やバッテリーを専門に扱う電子機器メーカーです。
販路は主にAmazonで日本には参入してきたばかり。
今のところ国内実績は少ないですが、海外のレビュー評価は高く、品質はしっかりしていることがわかります。
最近のポータブル電源は優良メーカーが多いですね!
Evatronic 600W 概要
そんなEvatronicから2022年6月に発売されたポータブル電源が「ET-PB010」です。
メーカー | evatronic |
型番 | ET-PB010 |
容量 | 712Wh / 27,500mAh |
定格出力(最大) | 600W |
出力ポート | ・AC電源×2 ・DC電源×2 ・USB-C×2 ・USB-A×2 ・シガーソケット×1 |
入力ポート | ・AC電源×1 ・USB-C×1 |
サイズ | 23×23.5×14 (cm) |
重量 | 6.1 kg |
AC出力波形 | 純正弦波 |
電池 | リチウムイオン |
パススルー充電 | 対応 |
ソーラー充電 | 対応(MPPT) |
保証 | 18ヶ月 |
「600Wの高出力」でありながら、「712Whの実用的な容量」と「持ち運びしやすいサイズ感」のバランスに優れたスペックです。
Evatronic 600W 開封レビュー
外箱は取っ手が付いて、ひとりでも簡単に持ち運びできます。
中身上段には付属品関係が並んでます。
下段にはポータブル電源バッテリー本体。しっかり固定されていて安心感があります。
丁寧な梱包で第一印象GOOD!
付属品
続いて付属品の紹介です。
- 説明書
- USB-C to C ケーブル
- ACアダプタ
- 本体
説明書は英語と日本語の二か国語対応で、操作方法などが丁寧に解説されています。
保証は標準18ヶ月ついてるので、初期不良の際も安心ですね。
USB-C to C ケーブルは急速充電にも対応しています。
ACアダプタは本体と分離しているタイプです。
PSE認証も受けているので、安全面も安心ですね。
必要な付属品は最低限揃ってます!
デザインと質感
若干の丸みを帯びたフォルムでスタイリッシュ。無駄な装飾のないシンプルなデザインです。
ガンメタとブラックのツートンカラーがガジェット心をくすぐります。
サイドの下には小さな排気口があります。
裏面は中央に小さい排気口があります。
上面はシンプルな平たい設計で、収納性も良さそうです。
下面のグリップは強力で、安定性は抜群。
折りたたみ式の取手はプラスチックに近い質感。
本体の質感はMacBookやiPadに似ていて、サラサラした肌触り。
シンプルかつスタイリッシュなデザインがお洒落です!
サイズと重量
重量は約6.1kg。ミドルクラスではかなり軽量な方です。
他社製品と比較すると、その軽さがわかります。
メーカー | モデル | 重量 |
---|---|---|
Anker | PowerHouseII 800 | 8.3 g |
Jackery | 708 | 6.8 g |
EcoFlow | RIVER Pro | 7.2 g |
BLUETTI | EB70S | 9.7 g |
Evatronic | ET-PB010 | 6.1 g |
サイズはMacBook Airより少し大きいくらい。
厚みは一般的なティッシュペーパーより少し大きいくらいです。
ポータブル電源では珍しい、縦長のスリムデザインです!
対応ポート
ポートは計10つ。
出力 | 入力 | |
① DC電源 | – | 120W |
②・③ DC電源 | 120W | – |
④ USB-C(PD) | 65W | 60W |
⑤ USB-C | 15W | – |
⑥ USB-A | 15W | – |
⑦ USB-A(QC) | 18W | |
⑧・⑩ AC電源 | 600W | – |
⑨ シガーソケット | 120W | – |
中央のUSB-Cポートは入出力両方に対応。
USB-Cポートが2つ付いてるのはかなり嬉しいポイント!
操作方法
物理ボタンは3つ。それぞれ2秒長押しでON/OFF切替になります。
- AC電源
- DC電源・USB-C・USB-A・シガーソケット
- LEDライト
LEDはオン時にボタンワンタップで3種類(強・弱・SOS点滅)のモード切替が可能。
周波数の切替(50Hz/60Hz)はACボタンとDCボタンを同時長押しします。(基本的にどちらでも大丈夫)
液晶画面では「バッテリー残量」「出力W数」、その出力で使った場合の「残り利用可能時間」が表示されます。
バッテリー残量を数値で正確に確認できるのは嬉しいですね!
Evatronic 600W 使用感レビュー
ここからは実際に2週間使ってみての使用感レビューです。
出力
最大出力は600Wで、様々な電化製品に対応しています。
下の表は消費電力の目安です。対応しているものを青、非対応のものを赤で表示しています。
消費電力 | 消費電力 | ||
---|---|---|---|
任天堂スイッチ | 7W | 小型クーラー | 200W |
LED電球 | 8W | 冷蔵庫 | 300W |
DVDプレイヤー | 10W | 電気ドリル | 320W |
ラジカセ | 10W | インパクトレンチ | 320W |
ノートPC | 25W | IHコンロ | 1000W |
扇風機 | 35W | トースター | 1000W |
電気毛布 | 50W | 電子レンジ | 1100W |
液晶TV(32W) | 50W | 掃除機 | 1100W |
小型冷蔵庫 | 60W | ドライヤー | 1200W |
デスクトップPC | 100W | アイロン | 1200W |
ミキサー | 220W | ホットプレート | 1200W |
夏キャンプでは小型冷蔵庫や扇風機、冬キャンプでも電気毛布が使えるてソロキャンプに最適。
テレビ、プロジェクター、任天堂スイッチも使えるので、屋外レクレーションも楽しめます。
注意点としては、IHコンロやホットプレート、ドライヤーといった物を温める電子機器には非対応なところ。それに対応するには1000W以上必要になり、重量が重くなるほか、価格も跳ね上がってしまいます
持ち運びやコスパを考えると、600W出力くらいがちょうどいいと思います!
同時出力にも対応しているので、最大9つのデバイスで同時出力・同時充電が可能です。
ガレージで車やバイクを修理するときも、扇風機や電気道具が使えるのでかなり便利。
その他、庭のガーデニングやDIYなど活躍の場は多いと思います。
大きめのコンボも使えるので、町内会のイベントや運動会、結婚式の余興練習にも最適です。
とりあえず1台持っておけば、いろいろ活躍してくれること間違いなし!
容量
容量は712Whで、車中泊やソロキャンプ、災害時の備えに最適です。
下の表は各デバイスのフル充電回数の目安です。
使用回数 | 使用時間 | ||
---|---|---|---|
スマホ | 57回 | プロジェクター | 11時間 |
ノートPC | 14回 | 車載冷蔵庫 | 15時間 |
ドローン | 9回 | 電気毛布 | 10時間 |
スイッチ | 34回 | 32型テレビ | 11時間 |
iPhoneを57回フル充電できるので、災害時でも家族分(例:5人×11日間)のライフラインが確保できます。
その他、大人数でのバーベキューとかではみんなで充電を分け合えるので、1台あればかなり重宝されるはず。
GoProやカメラを利用した屋外でのYouTube動画撮影などでも、これ一台あれば安心ですね。
車中泊してそのままノートPCで動画編集とかも十分に可能です。
持ち運びにもちょうどいい、便利なサイズです!
本体の充電
本体充電は左上のDCポートか、真ん中のUSB-Cポートで行います。
DCポートを使う場合、付属のACアダプタと家庭用コンセントを繋いで充電します。最大120Wで約6時間でフル充電が可能。
充電中は「電池残量」を数値で確認できるほか、「フル充電までの残り時間」や「入力W数」が確認できます。
DC電源とUSB-Cポートを2つ使えば、合計最大180Wで約4時間でフル充電できます。
急ぎの場合も安心ですね!
その他、家庭用コンセント以外にも様々な充電方式に対応しています。
車中泊やアウトドアでは、車のシガーソケットや太陽光発電機からの充電が可能。
USB-Cの急速充電に対応してるのも嬉しいポイントですね。
外出先でもUSB-Cで充電できるので、ACアダプタを持ち運ぶ必要がありません。
パススルー充電にも対応していて、バッテリー充電中でもノートPCやスマホの同時充電が可能。
外出先でもUSB-C充電できるのはかなり助かります!
収納性
縦長のスリム設計で、収納性は抜群です。
車で持ち運ぶ際は、トランクにすっきり収納できます。
自宅で保管する際も、収納スペースをとらないので助かります。
薄型のスリム設計なので収納性は抜群!
発熱
発熱については全く気にならないレベルでした。
出力が100Wを超えたあたりでファンが回ります。
ファンの音はそこまで気になる音量ではなく、夜間でも問題なく使用できます。
気になった点としては、本体充電中にACアダプタが少し暖かくなるくらいでした。
PSE認証も受けているので、安全面も安心ですね!
Evatronic 600W ネット上の口コミ
Amazonの口コミ内容を調査してみました。
- 平均評価:4.6点(5点満点)
- レビュー件数:10件
出典:Amazon ※2022年9月調べ
発売されたばかりでレビュー件数は少ないものの、平均評価は4.6とかなり高評価。
口コミの内容をいくつか取り上げてみます。
タイトル:少し珍しい薄型コンパクト
評価:★★★★★
ポータブル電源はいくつか試したことがありますが、本品は少し珍しい薄型です。
とても持ちやすいので、キャンプに持っていく、あるいは車に積んでおく、といった使い方に適しています。
もちろん災害時を想定して家に置いておく際にも、薄型なので物置などにしまっておきやすい形状をしています。
動作については、基本的にスペック通り。ファンヒーター、スマホ・パソコンの充電など一通り問題なく動きます。
ポートも色んなタイプがあるので便利です。
ファンのための通気口が側面下部にあるので、砂浜などでは直置きは避けましょう。
あと防水でもないのでそこも注意です。
動作中はちょっとファンの音がうるさい気もしますが、許容範囲かと思います。
タイトル:車載バッテリーとして使用、ポートも多く便利
評価:★★★★★
アウトドア用の車載用バッテリーとして導入しました。
過去に使用していたものは大きくかさばっていましたが、本製品はスリムタイプで占有空間が減りました。
これは非常に助かります。出力ポートも多彩で、スマホ・PC・ドローンの充電など色々使えます。
今の炎天下の状況でも安定しているので、少々酷な環境でも耐えうると思います。
個人的な要望としては、もう少し容量の大きいもののラインナップに加えてほしいですね。
タイトル:シニアエンジニアかのような働きぶり
評価:★★★★★
持ち出し用のポタ電が欲しかったので購入。
ずっしりとした重さはあるが余裕で持ち運べる重さで、最大600Wと仕事もしっかりできて取手付き。
まるでシニアエンジニアかのような働きぶりで、フットワークが軽くしっかりとどこでも仕事をしてくれる。
液晶もかなり綺麗で、情報もわかりやすく時間やW数表示してくれて使い勝手良し。
電源容量も他の機種に比べても大きく、サイズの割りにも大容量。
1日分の電池を持ち出して、家に帰ったら充電のような使い方に非常に向いている。
四角形でコンパクトで複数台で運用しても違和感なく、重ねて置いても見た目がすっきりしているので向いていると感じる。追加の購入を検討中。
口コミを見た感じ、「出力ポートの豊富さ」と「コンパクトなデザイン」が皆さんお気に入りのようです。
Evatronic 600W レビューまとめ
以上がEvatronic 600Wのレビューでした。まとめます。
- ここが良かった!
-
- 600Wの高出力
- 712Whの大容量
- 6.1kgで軽量
- USB-Cポートが2つ付いている
- 薄型でコンパクト
- デザインがお洒落
- ここがイマイチ。
-
- 特になし
中堅クラスのポータブル電源で、ちょっとしたキャンプや非常用に最適です。
薄型コンパクト設計で収納性にも優れているのも嬉しいポイントですね。
デザインとコンパクトさが特に気に入っています!